このたび、弊社の第12代目代表者に指名頂きました西井恒範でございます。これからの当社経営の舵取りとその重責をいかに全うしていくか、身の引き締まる思いを致しております。
私ども外市は、江戸から明治に遷る直前の文久2年に創業以来、今年165年目の年を迎えました。これまでの歴史を顧みますと、長い歴史の間には幾度も商売上の難局に直面してまいりましたが、厳しい危機を乗り越えてこられましたのも、ひとえにお得意先様を始めお取引様の温かいお引立てとご支援によるものと、社員一同感謝の念に堪えません。あらためまして心より御礼を申し上げる次第です。
弊社は近江の地で創業以来、私達の先人は物売りの挑戦を行い、暖簾を引き継いでまいりました。商家にとって暖簾は店の顔としてのシンボルでありますが、単に信用の象徴ではなく「暖簾は闘志の象徴」であると聞いています。いかなる困難にも耐える、盛んな闘志が暖簾の中には秘められているのだと思います。
今、暖簾は玄関に掛けられてはいませんが、物心両面で支えられ育まれました暖簾は、外市社員の一人ひとりが感謝の心にかけながら、皆様から“京都に外市があってよかった”と思っていただけるよう、社員一同一層の鋭気をみなぎらせ、不撓不屈の精神で努力してまいる覚悟を致しております。
市場は決して留まることなく、常に変化を繰り返しており、外部の動向やトレンドに鋭敏な触覚を持っていなければ、企業は衰退への道を歩むことになります。私達は時代の変化を素早くキャッチし、変革と創造への挑戦を図りながら、新たな勇気と信念をもって邁進していきたいと念じています。
今後益々競争が激しくなる時代の中でも、勝ち続けることができる強固な経営基盤を確立すべく、全社員一丸となって精進し努力してまいりますので、前任者同様にご指導とご支援の程よろしくお願いいたします。
